廃車手続きに必要な書類と方法

車を乗らなくなる際や、手放しをする際には廃車手続きを行う必要があります。廃車手続きにはいくつかの方法があり、必要な書類と手続きの方法は状況によって異なります。こちらでは状況別に必要な書類と手続きの方法を紹介します。

1.廃車手続きとは？

廃車手続きとは、車を使用しなくなることを陸運局に届出する手続きのことです。普通車は管轄の運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会にて手続きができます。ご自身で届出をすることはもちろん、廃車買取業者が代行で届出することも可能です。

2.廃車手続きの種類

廃車手続きには大きく分けて、「一時抹消登録」と「永久抹消」の2種類があります。

一時抹消登録は、出張や入院など長期の間、車を使用しないことを届け出る手続きのことです。
一時抹消登録を行うとナンバープレートを運輸支局へ返却し、車を公道で使用することができなくなります。また、自動車税の納税義務が発生しなくなり、未経過分の還付金を受け取ることができます。（軽自動の場合または、3月に一時抹消登録をした場合は還付金は発生しません）

永久抹消は、事故や災害などによって大きな損傷を受けた場合や、車を手放しする場合など、今後車を使用しない状況になった際に車の登録を完全に抹消する手続きです。永久抹消をした車は今後使用することが一切できません。

3.普通車の一時抹消登録の場合

普通車の一時抹消登録をおこなう際に必要な書類は以下の通りです。

＜事前に用意するもの＞

・車検証の原本
・ナンバープレート2枚
・印鑑証明書（発行日が3ヶ月以内のもの）
・登録手数料代（350円）

＜手続き当日に運輸支局で取得するもの＞

・自動車検査証返納証明書交付申請書
・自動車検査証返納届出書

4.軽自動車の一時抹消登録の場合

軽自動車の一時抹消登録をおこなう際に必要な書類は以下の通りです。

＜事前に用意するもの＞

・車検証の原本
・ナンバープレート2枚
・登録手数料代（350円）

＜手続き当日に運輸支局で取得するもの＞

・自動車検査証返納証明書交付申請書
・自動車検査証返納届出書

5.普通車の永久抹消の場合

＜事前に用意するもの＞

・車検証の原本
・ナンバープレート2枚
・印鑑証明書（発行日が3ヶ月以内のもの）
・リサイクル券番号と解体記録日を記載したメモ
・マイナンバーカードor運転免許証（車検満了日まで1ヶ月以上残りがある場合のみ）

＜手続き当日に運輸支局で取得するもの＞

・手数料納付書
・申請書
・自動車重量税還付申請書（車検満了日まで1ヶ月以上残りがある場合のみ）

6.軽自動車の永久抹消の場合

＜事前に用意するもの＞

・車検証の原本
・ナンバープレート2枚
・（リサイクル券番号と解体記録日の記載があるもの）
※解体業者から受け取りが必要です。
・マイナンバーカードor運転免許証（車検満了日まで1ヶ月以上残りがある場合のみ）

＜手続き当日に運輸支局で取得するもの＞

・手数料納付書
・申請書
・自動車重量税還付申請書（車検満了日まで1ヶ月以上残りがある場合のみ）

7.追加書類が必要になる場合

以下の場合は追加で書類の準備が必要です。

所有者の氏名が結婚等で変わっている※普通車の場合のみ

所有者の住所に変更がある（引っ越しをしている）※普通車の場合のみ

所有者死亡の場合

・相続代表者の印鑑証明書　※普通車の場合のみ
・戸籍謄本※相続人全員が記載されているものが必要です
・除籍謄本※所有者の死亡がされているものが必要です
・遺産分割協議書（査定額100万円以上）
※相続者全員の印鑑証明書と実印を押す必要があります。
・遺産分割協議成立申立書（査定額100万円以下）
※相続代表者様の印鑑証明書と実印で対応できます。
詳しくは担当者までお問い合わせください。

所有者が車の購入先やローン会社の場合

8.廃車買取業者に依頼するメリット

ここまで廃車手続きの方法について説明をしてきました。
廃車手続きは方法が何通りもあり、慣れていないとかなり手間のかかる手続きです。これを廃車買取業者に依頼した場合、事前に必要書類を用意すればご自身で手続きに行かなくでも、手続きを代行してくれる業者が多くあります。

また廃車ネットにご依頼をいただければ廃車手続きの代行はもちろん、代行費用も一切請求致しません。

代金につきましては、廃車ネットからお客様にお支払いする車両代のみとなります。自分で手続きをするのが面倒だ、手放したい車があるがどうやって手続きしたらいいか分からない等、お車のお手放しに関するお困りごとがございましたら、ぜひ弊社にお声掛けくださいませ。